とある iPhone アプリが葬られるまでの記録…
妥協したら日本語版だけ承認された…
でも英語版はとどめを刺された…

2009年4月4日追記。
今日の却下メールでもう再申請しても無駄と判断したので結論。 アプリの審査は公平ではありません。Reviewer 次第です。 理由。同一開発者の同一バイナリで日本語版と英語版とに分けて、別々に申請。 つまり、Localizable.string 以外は同じアプリ。 日本語版は承認され、英語版は再申請毎に違う箇所で難癖を付けられて却下され続けた。 以上の結果により、先のように結論づけました。 以下、今日までのことの顛末です。


あまりにも理不尽な仕打ちに頭に来たので、これまでの記録を文章にして公開。 同様の経験している開発者の方は、 これを参考に私と同じ過ちを冒さないようにしてください。

結論だけを先に言えば、AppStore に出品したいなら、 「信念を曲げてでも Reviewer に従え! 絶対に逆らってはダメ!(非常に重要!)」ってことです。

Reviewer に都合の悪い質問や自分の意見を言うと、 アプリの却下と言う仕打ちを受けます。 Reivewer に対して、どんなに自分の意見の背景となる具体的な例示や説明をしても、 単に無視されるだけですので徒労に終わります。 具体的な根拠を示すほど、Reviewer の怒りを買います。 そのため、アプリの承認を目指すなら、反論は絶対にやってはいけません。

たった、一度の経験でこのように判断するのは総計ですが、 二度と同じ経験はしたくはないので…。 なお、3ヵ月以上も費しているので、 今後のためにいろいろと正当な方法で抗議をしています。 相手からは不当なやり方を食らっていますけど…。

なお、一連のやり取りは英語で行いました。

2009年2月23日追記。
Reviewer も少ない incentive で作業しているのだから、 いちいち開発者からの質問に応えるわけがないよ、とご意見をいただきました。 (Reviewer の経験者だったのかな?)

でも、一方が良くて片方がダメな明確な理由を教えてもらえないと、 プログラムの修正もできないし、納得もできないんだけど…。 ちゃんとした評価基準があってそれを適用して判断しているのであれば、 それを示せばよいのに提示するのでもなく、 一方的にアプリの却下を実行されたら、 Reviewer の気分次第で審査されていると疑われても仕方がないんじゃないかな。

2009年3月10日追記。
Reviewer 次第だと断言できる…(-_-#)
別アプリだけど、またも理不尽な理由で却下された…(T_T)

2009年3月25日追記。
Reviewer 次第だと再確認。詳しくは、3月25日の内容を読んで下さい。

2009年4月2日追記。
開発者のみなさん、決して Reviewer に逆らってはいけません。 アプリの審査を行ってもらえず、放置され続けます。 詳しくは、4月2日の内容を読んで下さい。

2009年4月4日追記。
たぶん、このアプリはどう足掻いても、もう承認されないと思う。 やはり、たった一人の Reviewer の判断で承認されるか却下されるかが決まる、 今の Apple の Reviewer 制度は問題が多過ぎると思う。 Apple はアプリの 96% は承認されているって言っているけど、 Reviewer の 96% は概ね公平な審査をするが、 残りの 4% がダメダメであると言い替えた方が開発者の立場からだとしっくり来る。 あぁ、このアプリはダメダメな 4% の Reviewer に当たったんだな…と。

2008年12月30日(火)

バージョン 1.0 を申請

2009年1月3日(土)

iPhone と判断できる画像やアイコンは使うな!と却下される。

とりあえず、iPhone のような画像を全部削除して再申請。

2009年1月25日(月)

バッテリー情報へのアクセスは SDK の API にない!と却下される。

そもそも SDK で使用可能な具体的な API リストが提供されていないし、 public な IOKit Framework を使っているから問題ないのでは? 必要ならコードを提出するよ、と回答。

さらに、バッテリー情報にアクセスする他のアプリが既に AppStore にあるのに、 何故ダメなのか質問を提出。

修正した上で、再度申請。

2009年2月10日(火)

前回の質問への回答はないの? それと、まだレビューに時間がかかるのか?と問い合わせ。

2009年2月11日(水)

もっと待て!と返事が来る。質問への回答はなし。

メールは読んでいるようだが、 開発者からの質問(自分達に都合が悪いような質問)には一切応えないようだ。

何が良くて何が悪いのか、具体的に説明してもらえないと修正できないのに、 もしかして Reviewer の気分次第で許可していたので説明できないのか? 明らかに Private Framework を使っているアプリもあるしね。

2009年2月20日(金)

偶然、同名の別作者のアプリケーションを AppStore で発見! しかも、バッテリー情報にアクセスしている!

Reviewer に、私のアプリよりも後に申請した同様の機能を持つアプリが承認されているが、 何故私のアプリはダメで、そのアプリは良いのか違いを教えて欲しい、 と質問メールを送った。

2009年2月22日(日)

質問への回答ではなく、 バッテリー情報へのアクセスは SDK の API にない!と同じ理由で却下される。

だから、何で他のアプリは承認できて、このアプリのバッテリー表示はダメなのか、 具体的な説明を要求していたのに一方的に打ち切られた!

酷い仕打ちだ…(T_T)。 しかし、自分達の指示に従わない、うるさい開発者を黙らせるには効果的な方法だな。

でも、どこまで良くて、何が悪いのか、 きちんと説明してくれないと同じことの繰り返しになるのに、 何で説明してくれないのかな…。 それと、一ヶ月弱もかけて同じ理由で却下するなら、もっと早く却下して欲しいな…。

結局、二ヶ月も時間を無駄にして、アプリは承認されないで終わったわけか。 しかも、先の質問への回答はまったくなし。二ヶ月で何も得るものが無かったのは虚しいな。あっ、ひとつあったか! つまり、Reviewer に逆らうと痛い目を見るってことね。

海外の Forum などで Reviewer 次第と見聞していたけど、 自分が同じ仕打ちにあって、本当に不公平な審査をしている Reviewer の存在を実感した。 今までのアプリでは、丁寧に修正箇所を指摘してくれて $99 以上の価値があると感じていたんだが、この Reviewer のせいで台無しだな。

都合が悪い質問には回答せずに、アプリの却下と言う手段で対応されると、 開発者としては、これ以上はどうしようもない。

素直にバッテリー情報の表示を削除して再申請すれば通るかもしれないが、 それだと Reviewer の不当な差別を容認することになるので避けたいのだが…。 そもそも、利用者が不便になるようなアプリの改変はしたくないんだよね。 でも、素直に従うのが賢い開発者なのだろうか?

しかし、ここまでの苦労を無駄にしたくないので、App ID を変更して試してみる。 これで Reviewer が代わるのか?あるいは、同様に却下されるのか? そもそも、同じアプリに同じ Reviewer が担当しているとも限らないんだよな。 結果は、約1週間後かな。

と言うか、何でもっと早く上記の方法を考え付かなかったんだろう…。 今まで、良い Reviewer に当たっていたので、Reviewer を信じきっていた。 これが間違いだったようだ。これからは却下された場合は、差障りの無い質問を送って Reviewer の質を見極めないとダメだな。 最初から、直球ど真中の質問だと今回のような仕打ちが待っていそうで恐いからね。

ゲーム関係の規制が緩くなって来たので評価基準が変わったのかと思ってたのに、 既に利用しているアプリが多くあるバッテリーへのアクセスで却下されるとは思いもしなかったよ。 こんな経験をしていると、メモリ解放系のアプリはよく審査が通ったなと思う。 バッテリーアクセスよりも、きわどいレベルでシステムにアクセスするのに。

2009年2月26日(木)

どこがダメか画像のキャプチャを送って欲しいと頼んだら、 ちゃんと応じてくれた。やはり、バッテリーのところが問題らしい。 つまり、双方、問題箇所に関する誤解はしていないのが分かった。

で、いつものお決まりの却下理由が書かれていた。

Upon review of your application, SysMon cannot be posted to the App Store due to the usage of private or undocumented iPhone SDK API. Usage of such non-public API, as outlined in the iPhone SDK Agreement section 3.3.1, is prohibited:
"3.3.1 Applications may only use Published APIs in the manner prescribed by Apple and must not use or call any unpublished or private APIs. "
There is no documented public API in the iPhone SDK to access battery information on iPhoneOS devices.

だから、section 3.3.1 には欲しい情報が書いていないないんだって! そもそも、開発者に利用可能な API の一覧も提供していないじゃないか。 と言うことで、利用可能な API の一覧を教えてね、というお願いをしてみた。

それと、もう文章でやり取りしても全然納得できる回答が得られないので、 実際のキャプチャ画像を使ってバッテリー情報に関する App Store で販売中の同名のアプリケーションと私のアプリケーションとの違いは何なのかを、 この質問画像を使って説明してね、と頼んでみた。

上記の理由だと、販売中のアプリケーションも却下されるはずだけど、 何が違うのかな?ついでに、 「Battery Log」って言うバッテリーの状態を記録するアプリケーションは、 どうして上記の理由で却下されなかったのかも聞いてみた。

正直、疲れた…。
もう面倒なのと正しい英語表現か疑問になってきたので、 ここからは日本語で質問している。

2009年3月4日(水)

バッテリ情報を不可視にしたバージョンを別名で登録していたが、 12日経過して今度はアイコンが Apple 社の商標侵害しているとして却下された…。 ちなみに、アイコンも販売中の他のアプリでは普通に使用している。

どうやら、やつらは却下する理由が見つかった瞬間、 それ以上の審査はしないようだ。そのため、訂正しては却下され、 また訂正しては却下されると言う遅延が起こるわけだ。

開発者の手間を増やすような審査は止めて欲しい。 やつらも全部目を通してから不採用理由を列挙して送り返し方が、 あとの手間を考えると効率が良いと思わないのかな〜。

ついに、3ヶ月目に突入。 このアプリケーションは呪われているのか!? どうやら、よほど酷い Reviewer たちに合ってしまっているようだ。 Developer Program の有効期限の 4分の1をこのアプリの審査で費しているって…。

2009年3月10日(火)

別のアプリをバグフィックスで更新申請したら、 今まで問題ない箇所で却下された…。同一ライブラリを使っているもう一方は、 今朝のメールで「更新したよ」の通知が来たのに。

と言うか、「Bookmarks Button」なんか使っていないのに、 ブックマーク以外で使うなって、誰のアプリケーションをチェックしたんだ? 以前も人違いでアプリを却下されたけど、また同じなのか。 で、また一週間以上も待つのか…。もう、何を基準に審査されているのか分からない…。 上記のアプリは、「In Review」のままずっと放置されているし…。

そももそ、更新内容の説明を書いているのに、その内容でチェックはしないのね。 却下するのなら既存の購入者のことを考えて、 きちんと更新内容を読んで判断した上で却下するべきだと思う。 それとも、致命的なバグへの対応と書かないとダメなのか?

ちなみに、クレームメールを送ったので、 このアプリも同じように「In Review」で放置されるのかな…。 毎回、クレームメールを送っていると煩わしい開発者という名のブラックリストにでも載るのだろうか。 最近の Reviewer は以前にも増して、 アプリの表面的な部分だけを見て判断を下しているように思える。

もうこうなると更新もままならないので、 如何に一発で承認を受けるかにかかっているな。 でもこの場合、時間をかけて品質を高めても、 一発で却下される可能性もあるので悩ましいところだ。 と言うか、開発者にも Reviewer と同じチェックシートを提供してくれ! 提出前にチェックするから。 そうすればこの馬鹿げた状況が無くなると思うよ。

今回の件で分かったのは、同じコードのバグフィックスによる更新でも、 Reviewer が違うと全く異なる結果になると言うこと。 一人は(おそらく)ちゃんと更新内容を理解した上で承認し、 もう一方は更新内容を(たぶん)読まず今まで問題のなかった部分を指摘して却下したと(-_-#)。 完全に Reviewer 次第だな。

ところで、他の開発者は理不尽な仕打ちは受けていないのかな。 それとも我慢しているのかな。

2009年3月11日(水)

昨日のアプリの続き。
問い合わせたら、画像を添付してどこが問題なのか教えてくれた。 俺のアプリだったけど、なぜ今になってタブ・バーの画像のクレームなんだ…。 過去、承認されてからすでに2回更新していて、 しかも、外見は全然変更していないのに、 いまさら画像の使用方法がガイドライン違反で却下って。 どういう基準で審査しているのか分かんないよー!

ゴネても無駄なのが分かっているので、 画像を新しく作りなおして再申請か…。 納得いかないんだけどね…。 すべての権限を相手が持っているんで、クレームを送っても改善されず、 こっちが折れるしかないんだよな〜。

2009年3月14日(土)

本題のアプリがまたもや却下された。 現在、修正無しのオリジナルと Reviewer の指示に従って修正した版の両方で、 申請しているけど両方ともダメだった。

前回、指摘されたので、アイコンを削除して再提出したが、 今度はディスク情報の表示がダメと言われた。 だから、ダメな箇所を一回で指摘してくれよ。 修正して再提出、別の問題で却下の繰り返しは、開発者の手間を増やすだけだろう。

ところで、メモリ情報は問題ないけど、ディスク情報の表示ってダメなんだ。 そう言えば、メモリ情報は見るけど、 ディスクの使用状態と空き容量を表示するアプリって販売されいなかったか? このビューはまるまる削除で再申請か…。今度はどんな理由で却下されるのだろう。

一方、修正無しの版は、今までバッテリー情報の表示で却下されていたけど、 今回はアイコンの使用で却下された。あれ?バッテリー情報の表示は大丈夫なの? あっ、両方ダメなんだ。この Reviewer は一回で2箇所ダメ出ししてくれたんだ。

もう何をどうやっても無駄なわけか…。 おとなしく言われた通りにしろ!って言うことね。 もう、オリジナル版での申請はあきらめて、 素直に言われた通りに機能を削除して、申請し続けるか。

せっかく利用者に満足してもらおうと考えて設計しても、 たった一人の Reviewer の主観で、 自分のアプリケーションのコンセプトの変更を余儀なくされるのは辛いね。 結局、public な API の一覧も提供してくれないし…。

2009年3月24日(火)

「レビューに時間がかかるのでもっと待ってろ!」とメールが来た。 たぶん、また却下されるか放置のどちらかだな。 AppStore 向けのアプリの 96% は承認されているって記事があったけど、 俺のは拒否側の 4% に入っているわけだ…。 そう言えば、どこかの企業は半年間放置されているらしい。 個人だけでなく企業にも同じような仕打ちをしている点では、 平等だと感じるよ(^_^;)

2009年3月25日(水)

あれ?日本語版の方が承認された…(?_?)
昨日、英語版の方が審査に時間がかかるって来たので、無理だと思っていたので驚いた! 同じバイナリのアプリで、Localizable.strings と Bundle ID を変えて、 日本語版と英語版に分けてどういう審査をされるか実験していた結果が得られた。
結論は、やはり Reviewer 次第だね。 あるいは、ずっと俺の英語版のアプリを審査している Reviewer のみがハズレな奴なのかもしれない。 これで英語版が却下された場合は、 審査の基準は Reviewer 次第であることが再確認できるね。

ちなみに、途中から却下された内容については素直に従っている。 なので、AppStore で販売された日本語版のアプリ自体は、目指していた内容とは違う。 とりあえず、今回の実験で Reviewer が一番のネックであるのが判明した。 開発者はまともな Reviewer にあたるようにお祈りして申請しましょう!

ちなみに、3ヵ月もたっていまさら承認されても、 すでに同じようなアプリが販売されいるので、 利用者にとってはこのアプリの存在意義はもうないね。 このアプリの意義は Reviewer が如何に AppStore の承認プロセスにおいて、 問題であるかを広く知らしめたことかな。

2009年3月27日(金)

英語版について直接電話で話したいとメールが届いた。都合の良い時間を回答。 ついでなので日本語版は承認されて英語版が承認されない理由を聞いてみよう。 明らかに Reviewer の主観で承認と却下が行われていると感じる、って伝えてみる。 もしかしたら、今 AppStore で販売している日本語版が取り消されるかな? 今さらなアプリなので消される覚悟で、聞いてみるか。

あっ、一番重要な問題があった。 俺、英語で会話できないや…(^_^;)

2009年4月2日(木)

電話が来た。当初のアプリとアイコン却下のアプリの両方についてだった。 どうやら、Reivewer がアプリの description の記述内容が気に入らないので、 削除しないとこのまま審査しないと言う警告だった。 (ちなみに、削除しても必ず審査するとは言わなかったんだよね。) いつもはメールで連絡してくるのに、 わざわざ電話で連絡して来たのは間に第三者を仲介して、 こちらの言い分を通さないためらしい。 いろいろと質問しようとしたが Reviewer 当事者じゃないので返答できないようだった。 姑息な!

description には、 「The v1.0.3 fixed a serious bug in IP address search routine. However Apple's Reviewer rejected it for the unrelated reason to the bug on March 10. They never give much consideration for the users. Please wait for some time. It seems to take three weeks or more to update this application.」と記述した。 まぁ、頭に来ていたので、確かにきつい表現を含めたことは認める。でも、嘘ではない。 もう一つが、「As for this App, the following features such as the battery status, the icons for Main Applications and so on has been rejected by Apple's Reviewer.」と言う内容。 他のアプリでできることが、 このアプリでできない理由を正直に記述しただけなのに。

こちらとしては、 説明しないままアプリを販売すると利用者から質問や要望が届くので、 その事前の対応と思って記述したのだが、それもダメらしい。 実際、メールにも「Apple の Reviewer が承認してくれないので更新できないです。 ごめんなさい。」としか返事を書いていないんだよね。 でも、この部分は承認後にいくらでも編集できるし、 該当部分を削除しないと審査しないと言われた(ほとんど恫喝だよな)ので従うしかない。

今回のことで、 アプリの内容に全然関係なく Reviewer 自身が気に入らないと思われる行為をすると、 アプリの審査を全然行わない(二週間以上 "In Review" のまま放置された)という対応を取られることが分かった。 やはり、アプリの審査は完全に担当する Reviewer 次第のようだ。 開発者としては、言いなりになるしか審査してもらう方法がないのが非常に辛い…。 今回の電話による開発者への強要が、Apple の審査基準に則った通常のやり方なのか、 あるいは担当 Reviewer の独断による行為なのかは分からない。 itunesconnect に問い合わせてみたいが、薮蛇になるのも恐いので、我慢。
夜に追記。やはり、気になったのでメールで問い合わせてみた。

そう言えば、不公平で理不尽な審査結果が下されるのは英語版アプリだけだな。 英語版と日本語版、同じバイナリなのに扱いが違うのは何故だろう。 日本語版は日本人が審査しているのかな。 本当は「審査の可否は Reviewer 次第だよね」と聞きたかったのに〜。

ところで、今現在、上記の 2つのアプリを含め 6つのアプリが "In Review"e; 状態なのは、偶然なのかな…。 やはり、アプリの Review の仕組みが不透明なのが一番の原因だと思う。 iPhoneOS 3.0 になっても、このような Review のままなのかな。それは嫌だな。 理不尽な理由で却下する Reviewer を淘汰したいので、 開発者にも Reviewer の判断を評価するための仕組みを提供して欲しいな。 現状は、開発者のみが一番不利な地位にいると思う。

そもそも、アプリの生殺をたった一人の Reviewer が握っているのが間違い。 三人の Reviewer が個別に審査して承認二人以上で正式承認方式はどうだ。 これなら一人の Reviewer の主観による否認を回避できる気がするけど。 今からでも導入して欲しい。と言うよりも、今の担当 Reviewer を替えてくれ!

2009年4月4日(土)

もう何度目か分からないが今まで以上に理不尽な理由で却下された。 俺がしつこくずっと抗議し続けたためか、 Reviewer がこのアプリを承認しないための理由を探し始めたとしか思えない。

今回は、メモリの使用状況とディスク領域の使用状況の部分で、 それを実現する仕組みが iPhone SDK にない方法だからダメと言う理由だった。 まぁ、確かに UIKit や Cocoa では情報を入手できないから、 システムコールやライブラリ関数を利用している。 でも、これが却下理由だと俺の日本語版の同一アプリとその他多くの AppStore 上のメモリ状態表示やシステム情報表示関係のアプリが、 すべてダメな対象になると思う。 そもそも、前回はメモリ情報の表示部分で却下しなかったのに、 今になってダメと言うのはおかしいだろう。 本当に、Reviewer 次第だな。

今回の Reviewer も今まで以上に、プログラムに関しては無知とみた。 だから、システム情報を詳細に表示しているアプリは、 ルール違反をしているに違いないと思い込んでいるんだろうな。 現に、それをほのめかすような文章が書いてあったし。 このような思い込みをしている奴に、 既存のアプリのスナップショットを提出して抗議しても 2009年2月20日からのやり取りに戻るんだろうな…。 (おぉ、実世界で無限ループを体験できるぞ!(^_^;)

もうこの Reviewer に対しては、万策尽きた。 今度こそ本当に葬られちゃったかな…。
(本音は「逆にお前を葬りたい!」だけどね。 こうやって文章にでも書かないと、やり場の無い怒りが収まらないのだ。 公平な審査であれば納得するけど、明らかに審査が不公平だからね。 他人のアプリと自分のアプリとの比較ではなく、 自分のアプリを日本語版と英語版に分けてそれぞれ申請して得た結果なので、 Reviewer によって判断が大きく違うことは明らか。 このことは、たまに iPhone Developer Forum Beta でも話題に出ているけど、 俺のように実験してみた人はいないんだろうな。)

ん!?一昨日の電話の件と今回の件で気づいたことがあるぞ。 ほぼ同一の日の同一時刻に申請したアプリは同じ Reviewer に審査されるのか!? と言うことだ。なぜなら、電話では異なる二つのアプリの同じ部分への指摘だったから。 すると、Reviewer を代えたい場合は申請する曜日を変えれば良いのかな? ほとんど、土日に申請しているから同じ Reviewer に当たってしまうのか。 とにかく、このダメダメな Reviewer に当たらなければ、 希望はまだあるのかもしれない! でも、素直に別のアプリを開発するよ。結局、4ヵ月が無駄になったわけだ…。

最終結論。 アプリが承認されるか却下されるかは、完全に Reviewer 次第。 同じバイナリでも日本語版と英語版で Reviewer が違うようなので、 一方だけが承認される場合もある。 また、最悪の Reviewer が担当した場合は、3ヵ月以上やり取りをしても承認されない。 さらに、システム情報にアクセスするアプリは、特に却下されやすいように思える。

開発者が圧倒的に不利な立場だと分かっていたけど、結局、 説得できずに根負けしちゃったよ。 最後に、開発者は「アプリの公平な審査を期待してはいけない」。 納得できない理由で却下された場合は、 ダメな Reviewer に当たったと思ってあきらめるしかない。 抗議しても承認される確率は皆無でしょう。

2009年4月6日(月)

また電話が来たので追記。 内容は、「まだ不適切な表現を含んでいるので、削除しろ!」だった。 ダメな記述は、「Changed the manual icon because Apple's Reviewer didn't permit me to use the current manual icon, suddenly.」と言う部分。 利用者に開発者の意図でないアイコンの変更の通知をしたかったのだが、 「because Apple's Reviewer didn't permit me to use the current manual icon, suddenly.」を削除しろと言われた。"Reviewer" と言う単語を使うのは iPhone Developer Program の契約違反らしい。 Agreements にそんな記述あったかな…。

逆らっても、何も得にならないことを身を持って知ったので、素直に削除。 しかしながら、サポートサイトには記述しても良いと言われたので、そっちに記述。 でも、突然意味もなく一つだけアイコンが変わったら、 利用者は不思議に思わないだろうか。気にし過ぎ? たった二行のバグフィックスが一ヵ月以上も承認されないままとは思いもしなかった。 この感じだと、このアプリの更新も承認されないだろう。 やはり、Reviewer に抗議しても得るものは何もない。 時間だけが無駄に過ぎて行くだけだよ。

2009年4月7日(火)

昨日の電話の件の修正をしたら、今日、アップデート版が承認された。 つまり、Reviewer におかしいと抗議しなかったら1ヵ月もかからず、 アップデート版が承認されるはずだったわけだ。

やはり、Reviewer に抗議しても何も得るものはない。 素直に従うのがアプリを審査してもらう最良の行動だと実感した。

これからは、どんなに納得がいかなくても素直に従おう。 それがアプリの目玉となる機能を削除しろと言う要請であったとしても…。


戯言

ちなみに、AppStore のアプリケーションのユーザレビューで、 こういう機能があったら 5つなのに…、 と書いてあるのを見かけますが、 最初はその機能を付けていたのに Reviewer によって却下されている可能性があります。 Reviewer はユーザの利便性などは考えませんので、 どんなに開発者が努力しても報われない機能が数多くあると思います。

特に、ユーザインタフェース関係は、重箱の隅をつくくらい細かく指摘されます。 そのため、一度認められたユーザインタフェースでの実装方法でしか、 アプリケーションを作成しなくなってしまいました。 これは、一度却下されると最低一週間は待たされますので、それを避けるためです。 今回のような件もあるので、ますます Reviewer による却下を避けるため、 新しい方法を試みなくなるんですよね。

偶然、AppStore で購入したアプリが、 私が却下された方法のユーザインタフェースで実装されていて、 何とも言えない気分になりました。

ちなみに、一度却下されたアプリを無修正で再申請して、 そのまま承認されたことがあります。 つまり、アプリを却下した判定基準に明確な規則はなく Reviewer の感情次第だったということですね。

さらに、「Enter IP Address」と記してあるところに、ただの数字を入力して、 期待通りの動作結果を得られなかった、と言う理由で却下されたことがあります。 このとき、ちゃんとポップアップで IP アドレスを入力するように警告を出しています。 なのに、使えないからダメって…。使えないのはお前だ!って言ってやりたかったです。 今回の件より前では、一番理不尽な却下理由でした。 このあと、IP アドレスの説明をメールで送って、使い方を説明した気がします。

最後に一言。どのくらい裁量が与えられているのか分からないけど、 公序良俗に反しているアプリじゃないのだから、 Reviewer には、もうちょっと柔軟な対応をして欲しいですね。 承認されたアプリの先例がある場合は特にね。

2009年2月26日追記。本日の回答で、この願いは永遠にかなわないと思った。

2009年3月20日追記。 AppStore のレビューで開発元が既にバージョンアップの手続きをしているのに、 なぜ Apple はすぐに承認しないのだ!と言う旨の内容を見かけたけど、 Apple の Reviewer は利用者のことなんか全然考慮していません。 重大なバグの修正を行ったバージョンを申請したら、 今になって全然関係ないアイコンで却下されて、今現在承認されていません。 この間、利用者はバグのバージョンのまま使い続けるんですね。 ほんとうに早く承認して欲しいよ…。 どうもダメな Apple の Reviewer ばかりに審査されている気がする。 (T_T)
2009年4月4日追記。 未だにアップデート版を承認してくれないですね。 この間、利用者はずっと問題のあるアプリを使い続けることになるを Reviewer は理解できないようです。 どうも、一度抗議すると、理不尽な対応をされるようです。 開発者が気にくわないので制裁として無視するのは勝手だけど(困るけどね)、 既存の利用者が困っているってことをもっと考慮した上で、 きちんと審査して欲しいです。 ここまでやられると、Reviewer 自身に問題があり過ぎな気がします。

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