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リソース制限の設定

リソース制限の設定(<limits>)

サーバのスレッド数や接続要求数およびタイムアウトの設定を行います。 スレッド数や接続要求数を適切に設定すれば、パフォーマンスの向上が見込めます。 ただし、大き過ぎると逆にシステムの資源を使い過ぎて、 パフォーマンスが低下する可能性があります。

<max-thread>

クライアント要求を処理するスレッドの最大数を設定します。 最大接続要求数を越えない値を指定して下さい。 マシンスペックに依存しますが、最大接続要求数のおおよそ 1/2 〜 1/8 が妥当です。 多過ぎるとコンテキストの切り替え時間が無視できないため、 パフォーマンスが低下します。

<max-request>

サービス可能なクライアントからの最大接続要求数を設定します。 これは、サーバが同時に受け付け可能な接続要求の待ち行列の最大値を表します。

<timeout>

クライアント接続後の要求と応答に関するタイムアウトの最大値(秒)を設定します。 タイムアウトで設定した時間内に処理が終了しない場合は、 Request Timeout (408) エラーを返し、接続が切断されます。 CGI プログラムなどは強制終了させられます。

記述例:

  <limits>
    <!--クライアント要求を処理するスレッドの最大数-->
    <max-thread>8</max-thread>
    <!--クライアントからの最大接続要求数-->
    <max-request>64</max-request>
    <!--要求/応答の最大処理時間(秒)-->
    <timeout>30</timeout>
  </limits>