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カスタム導入

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Wyvern には、次のようなオプションがあります。 利用したい機能を configure コマンドの引数として スクリプトを実行します。

オプション説明
--enable-jp-mesg エラーレスポンス時のメッセージを日本語にします
--enable-sysctl-ps sysctl(3)を利用してプロセス情報を取得します
--enable-simple-indexing ディレクトリ一覧表示で詳細表示を抑制します
--enable-suexec SuExec機能を用いたCGIプログラムの実行を行います
--with-suexec-path SuExec用コマンドのパスを指定します
--with-openssl SSL を用いた暗号化通信を 可能にします
--with-sqlite SQLiteを利用したモジュールを作成します。
--with-postgresql PostgreSQL を利用したモジュールを作成します。
--without-gcc C コンパイラに GCC を使用しません

以下に例を示します。 ここで、"user%"はユーザプロンプト、 "root#"は root(スーパーユーザ)のプロンプトを表します。

  1. エラーメッセージを日本語表示にする

    user% ./configure --enable-jp-mesg
    user% make >& make.log
    user% su
    root# make install

  2. インストール先を /home/kouichi/wyvern にする
    同時にエラーメッセージも日本語表示にする

    user% ./configure --prefix=/home/kouichi/wyvern --enable-jp-mesg
    user% make >& make.log
    user% su
    root# make install

  3. SSL 通信を可能にする

    user% ./configure --with-openssl
    user% make >& make.log
    user% su
    root# make install
    root# make certificate

    ここで、make certificate は、 SSL 通信用の自己署名認証書ファイルを作成するためのコマンドです。 これは、公式な認証ファイルではありませんが、個人やグループで使用するには 差し支えないと思います。

    また、SSL を利用するには予め OpenSSL から最新の OpenSSL パッケージを入手して導入しておいてください。 なお、FreeBSD ではデフォルトで OpenSSL が導入されています。 Wyvern は、FreeBSD 標準導入の OpenSSL 下で動作確認および実装を行っています。

    SSL を使ったアクセスには、http ではなく、 https を使います。
    https://www.your.domain.here/index.html